遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 | 日記 | 無接道敷地の可能性


2017/05/21
無接道敷地の可能性


先日の日記で、HPからの受託としては過去最高額の現場を受託したことを書きましたが、その現場の測量に行って来ました。

5月16日(火)の午前9時に伺うことでお約束し、次の順序で作業を進めました。
①施主様への工程表の説明
②隣接地主との間に設置されているコンクリートブロック塀の所有者確認
③隣接地主との関係や注意しなければならない点
④西側赤道の境界標の探索
⑤トラバース点の選点
⑥現況測量

①から③について約1時間ご説明やヒアリングを行いましたが、施主様が一級建築士であることもあって、理解が早く順調に終了しました。

⑤については施主様の土地が南北に約80m東西に約10mの細長い土地であるため、現況測量図を作成するための選点を行い、閉合トラバースとしたため結局9点となりました。

⑥については約4時間で約250点測量してきました。

④の西側赤道の境界標の探索をしている時に気が付いたことですが、当該地は都道に接していて、町境となっているため公図が2つに分かれていてわかりにくい区域なのですが、どうも都道と施主様の土地の間に公図上「水路」があってこのままでは、無接道敷地になってしまう危険性があることです。

今後の東京都との境界確定の状況にもよるのですが、もし上記のとおりで確定した場合、無接道敷地を解消するために、水路の境界確定及び払下げを行わなければならないことになります。

丁度測量を終わって帰ろうとしている所に施主様が帰っていらっしゃったので、その旨お伝えしたところ、その分の見積書を作成してほしいとのことでしたが、官民の境界確定がはっきりした時点で作成することを提案し了解をいただきました。

上記のように考える根拠としては、現況を見ると都道のラインが水路の外側であることが自然であることと当該地のすぐ西側に水路の払下げを受けたであろう有地番が存在することです。

ともあれ、受託した以上はちゃんと一人歩きできる土地にしなければならない責務が我々調査士には課されていると思いますので、キチンと事実はご報告し後は施主様のご予算との関係でどこまでやらせていただくのかが決まってくると思っています。

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土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/

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