遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 | 日記 | 初めての区分建物表題登記申請準備

境界確定測量、土地分筆・地積更正登記、建物新築・滅失登記はお任せください。

Top >  日記 > 初めての区分建物表題登記申請準備

遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 の日記

初めての区分建物表題登記申請準備

2015.08.08

来月の初めに初めての区分建物表題申請があり、昨日はほぼ一日がかりで建物図面・各階平面図を作成しました。

ハウスメーカーの方から各階平面図のDxfデータをメールで送信していただき、CADに読み込んでその他の内側線を測るのですが、なかなか左側と右側の縦の長さや上側と下側の横の長さが合わずに苦労しました。

また、壁の厚みが微妙に異なるために凸凹が多い図面になり、こんなに細かい所まで描かなければいけないのかと思うほどでした。

今回のケースは、1階の一部を居宅としこれが1個の専有部分となります。もう1個の専有部分は共同住宅で1階の一部と2階・3階で構成されています。

オーナー様は住宅ローン減税や登録免許税の関係で区分建物として登記する選択をしたのだと思いますが、ハウスメーカーの指定も最初から区分建物として登記するという内容でした。

ここで気を付けなければいけないのが、今回のように土地の所有者でありかつ建物の所有者でもある場合で、区分建物として登記する場合、当然に土地が敷地権になるという点です。

大規模マンションなら敷地権として登記するのが普通ですが、小規模区分建物の場合敷地権として登記すると何かと不便なことがあり、通常は敷地権として登記しないように「分離処分可能規約公正証書」を公証役場に作成してもらわないといけないことに注意する必要があります。

建物図面・各階平面図さえできれば、後は申請書と調査報告書の作成ですからなんとかなるのではと思っていますが、実際図面作成に取り掛かったら、非区分建物とは違った面での困難さ(例 壁の厚みが微妙に異なるために凸凹が多い図面になる。)があり、何事も経験だと思い知らされた事案でした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/

調査士ブログランキングに参加しています。
バナーが貼れませんので、下の「調査士ブログランキング」をクリックして応援してください。

調査士ブログランキング

日記一覧へ戻る

【PR】  ㈱アートタウン  乙女のきもの  アダス進学会 晴海スクール  C de C (セドゥセ)-Cafe de Concert  プログラミング&STEM教育 ステモン高崎校