遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 の日記
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基準点測量で過去最高の精度
2015.09.19
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大手ハウスメーカー様から官民・民民の境界確定業務を受託して9月15日(火)に測量に行って来ました。
まちづくり条例の協議の中で、アパート建築予定地に隣接している赤道の境界確定を指示されたようでして、施主様はこの機会に隣接している自宅部分も一気に境界確定してしまおうということで依頼されたとのことでした。
赤道の境界確定のほかにも自宅の南側には未査定の水路があり、赤道の出口は都道に接しているなど作業内容は盛りだくさんです。
大手ハウスメーカー様からのご好意でDXFデータで現況測量図をいただけましたので、この現況測量図が利用できるかを確認するために、基準点測量(7点)を行って来ましたが、その精度が約14万分の1と過去最高の精度を記録しました。
今まで組んでいた補助者が変わったためなのか、1素子プリズムを新しいものに変えたのが原因なのかはわかりませんが、7点の基準点のうち1点のみがX・Y座標で1mmの誤差が出ている以外他の基準点はすべて0mmでした。
今までの最高の精度は約6万分の1程度でしたから、幸先良い結果に疲れも一気に吹き飛びました。
それにつけても、測量については経済的な余裕があれば、最新の1素子プリズムや木製の脚などを揃えて置くべきであることを痛感した事案でした。
また、ミニプリズムについても今使っているものは、下記の写真のもので、ピンポールさえ水平に立てばほぼ観測できる優れもので、今まではもう一回り大きいミニプリズムで水平器を前に持って来れないタイプのものでしたので、塀際にある境界標を観測するにも一苦労していたのが今考えると腹立たしい位です。
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土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/
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