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遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 の日記

分筆登記の依頼

2016.06.18

ある土地の分筆登記を受託しました。

依頼者によると、内容は下記のようなものでした。
①ある時境界立会もしないで、隣接地主の方がコンクリートブロックを作った。
②その位置が本来の位置よりも10cm位自分の方に食い込んでいるようだ。
③ただし、隣接地主の方は依頼者の親戚なので争う気持ちはなく、その食い込まれているであろう部分は分筆して隣接地主に贈与して、自分の住んでいる土地をキチンときれいに整理したい。

このお話をいただいた時にまず思ったのが、コンクリートブロックを作ってどれ位経過しているのかわかりませんが、例え贈与するとはいえ、原始筆界はコンクリートブロックの位置より10cm位隣接地主寄りですよと説明した時に納得してくれるのだろうかということでした。

当該土地は組合施行の区画整理で保留地として売り出されていたものを購入したもので、昭和47年作成の地積測量図があり、依頼者の土地の周り間も載っていましたので、取り敢えず測量してみてその数値と周り間を比較してみて、測量した数値が10cm位短かく、地積も登記簿に比べて相応に少ないのであればそれを根拠に立会時に説明するしかないと思っていました。

昨日(6/17)現場に入り測量して来たデータをCADに流し込んだ結果、精度は1/53,000とまずまずの結果でしたが、依頼者が言っていた前面道路の側が10cm位食い込まれているという結果にはなりませんでした。(ほぼ地積測量図に近い数値でした。)

急ぎの仕事が入ったので、その点だけ確認して後は6/20以降に作業を続行しようと思っていますが、現時点での感触は10cm位分筆して贈与することにはなりそうもなく、その場合は地積更正登記に受託内容を変更して(受託額も減額して)、立会の上、筆界確認書を取り交わしキチンと境界標を埋設して土地を整理する方向でお話ししようと思っています。

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土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/

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