遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 の日記
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珍しい分筆登記の見積依頼
2016.07.09
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東京都多摩地域の方から珍しい分筆登記の見積依頼がありました。
ごみ収集の有料化に伴ってか(?)、それまで使用していた10㎡のダストボックス(市有地)を隣接所有者2軒に払下げするのに分筆登記が必要になり、その費用を見積もってほしいという内容でした。
業務内容に齟齬があってはいけないと思い、その市の道路担当課に依頼して払下げ申請書と添付書類をFAXしてもらいました。
業務内容は次のようなものでした。
①隣接所有者2軒の全部事項証明書の取得
②地積測量図の作成
③93条調査報告書の作成
④分筆点1点の境界標の埋設
⑤土地境界図又は地籍成果証明の取得
⑥筆界確認書の取り交わし
見積依頼をしてきた方にお聞きしたところ、その方がお住まいの地域の町会では15か所のダストボックスがあり、そのうちの3か所は公園に面していて払下げの対象外であり、残りの12か所のうち10か所が払下げを希望しているとのことでした。
また、数社から相見積もりを取っていて一番安い所に依頼するようでした。
分筆登記にしても所有権移転登記にしても市が嘱託登記を申請する訳ですが、この市は水路・赤道の払下げも同様な手法を取っており、調査報告書は市に成り代わって作成しなければならず、いつものパターンと異なり多少まごつく部分もあります。
後日結果の連絡をいただけるとのことでしたが、10か所まとまればかなりの金額になりますので、吉報をお待ちしているところです。
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土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/
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