遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 | 日記 | 地下1階付9階建のホテルの登記

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遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 の日記

地下1階付9階建のホテルの登記

2016.07.30

大学不動産連盟立川地域会(通称 UREL立川)に加入している不動産会社様から地下1階付9階建のホテルの表題登記を受託しました。

建物の構成は、1階がフロント・ロビー等、2~9階がホテル、地下1階が飲食店でした。

最初PDFでいただいた配置図・床面積求積表・各階平面図・立面図が翌日いただいた確認申請書の床面積と合っていなくて、設計者である一級建築士の先生に問い合わせ、設計変更があることがわかり、変更後の床面積求積表を送っていただき、ようやく一致し、建物図面・各階平面図の作成まで終了しました。

今まで4階建までの表題登記しか経験がなく、地下1階付は初めてでしたので、色々と勉強になりました。

疑問点は下記のとおりでした。
①確認申請書の床面積と床面積求積表が合っていない。
②建物の種類は何か。
③確認申請書の構造欄に「鉄骨造一部鉄筋コンクリート造」とあるが、鉄骨造はどこで鉄筋コンクリート造はどこか。
④地下1階付の場合、構造欄はどのように表現し、各階平面図はどのように表示するのか。
⑤PH階にエレベータ室の他にエレベータホールがあるが階数・床面積に算入するのか。

①については上述したように設計変更があることがわかり解決しました。
②についても東京会発行の土地建物調査要領で調べたら「ホテル・店舗」で良いことがすぐわかりました。飲食店が少し迷いましたが「飲食物を調理して提供する店」で例示として飲食店が示されていました。
③については、前述の一級建築士の先生にお聞きしたところ、基本的に鉄骨造は1階から上で、鉄筋コンクリート造は地下1階だとのことで、「鉄骨・鉄筋コンクリート造」で良いことが分かりました。
④については、「鉄骨・鉄筋コンクリート造陸屋根地下1階付9階建」で良いことが分かり、各階平面図は2階以上の場合と同じで1階を破線で地下1階を実線で表示すれば良いことが分かりました。
⑤については、エレベータ室の他にエレベータホールだけならば通常の階段室と同じ取り扱いで階数・床面積に算入しない取り扱いであることも確認できました。

一度経験してしまえば二度目はどうということはないのでしょうが、初物は疑問点だらけでかなりの時間を費やしました。

現在の予定ですと8月中旬に申請予定です。

このような貴重な経験をさせていただいた不動産会社様には厚く御礼を申し上げますとともに、引き続きご愛顧を賜りますようよろしくお願いします。

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土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/

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