遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 | 日記 | 土地表題登記→分筆登記の錯誤

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遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 の日記

土地表題登記→分筆登記の錯誤

2016.08.13

今週の月曜日(8/8)に法務局から電話があり、某市から嘱託登記申請のあった「土地表題登記」は平成25年の国調で既に表題部が作成されているので、取り下げてもらうことになったが、ついては実務担当者である私にも知らせてほしいとの市の担当者からの依頼を受けて電話しましたとのことでした。

法務局の職員の説明によれば、T字型の用悪水路は平成25年の国調で既に表題部が作成されていて、今回嘱託登記申請した「土地表題登記」はIの部分にあたり、表題登記ではなく分筆登記を嘱託申請しなければならないとのことでした。

そう言われて地図を良く見ると、Iの部分が塞がれてなくT字型になっていて、分筆申請しかないことがすぐにわかりました。

市の担当者へは翌日一番で謝罪の電話を入れましたが、担当者も気付かないで申し訳ありませんでしたと言っていただいたのがせめての救いでした。

今回の錯誤の原因は、①市からの払下げ=土地表題登記の申請と最初から思い込んでいたこと②国調完了地区の土地の仕事をするのが初めてだったことが挙げられます。

国土交通省の地籍調査Webサイトによれば、全国の平成27年度末の地籍調査進捗率は51%なのに対して東京都のそれは22%で、立川市に隣接する三多摩地域の市のそれは武蔵村山市の57%を除けばほとんどが一ケタ前後の状況で、なかなか国調完了地区に出会う機会が少ないのが現実です。
国土交通省の地籍調査Webサイト→http://www.chiseki.go.jp/map/index.php
兎に角、急いで分筆登記用の地積測量図と調査報告書を作成してその市へお届けしなければなりませんが、境界点が8点から29点へと増えてしまい、そうでなくても忙しいところへ泣き面に蜂の状態です。 

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土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/

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