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遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 の日記

土地売却の依頼

2017.02.18

親戚の方から土地の売却を依頼されました。

約80坪の土地ですが、固定資産税が年間40万円以上かかるので、持っているのが大変になったというのが売却する理由とのことです。

早速、今まで1年半位の間に300万円~400万円の境界確定測量の仕事を発注していただいている不動産仲介業者様に、今までのご恩返しも兼ねて売却の仲介をお願いしました。

私も40年前に宅建の資格を取得していますが、使わずに来たのでさっぱり業界の常識を知らないので、ネットで調べ直してみました。

不動産売買の契約方法には、大きく分けて一般媒介契約と専任媒介契約があります。
専任媒介契約は1社としか契約できず、契約外の不動産業者の仲介で成約したら違約金が発生し、2週間に1回以上依頼者への報告義務があり、指定流通機構「レインズ」には契約締結の日から7日以内に登録しなければならないとありました。
これに対して一般媒介契約は何社とも契約することができ、契約外の不動産業者の仲介で成約したら営業経費を支払えば売却でき、依頼者への報告義務は特になく、指定流通機構「レインズ」への登録も依頼者の任意であるとありました。

ただし、一般媒介契約では折角苦労してお客さんを見つけても他社に先を越される危険があるため、一般的に熱心にお客さんを探してくれない欠点があるとのことでしたので、専任媒介契約で依頼することにしました。

ところで、この土地の周辺の基準地価を調べたところ坪約70万円でしたが、悲しいかな間口が狭く奥行きが長い長方形の土地で、依頼した不動産業者様に測量図を見てもらったところ、地区計画の関係から2軒分建てられないとのことなので、坪60万円代になるのではと思っています。

また、区画整理地なので境界確定測量が必要かどうか尋ねたところ、買主次第と言われました。
つまり、買主の方が境界確認書をきちんと取り交わし、実測面積で売買したいと希望すれば境界確定測量が必要となるそうです。

さらに仮に坪70円(総額5600万円)で売却できた場合に、手元にどれ位残るのか私なりに試算したところ約4000万円と出ましたので、そのことに加えて国保税が売却後の1年間は最高額になり医療費も高くなる旨親戚の方に説明しましたが、それでも良いので売却してほしいとのことでした。
ちなみに、控除されるのは①譲渡所得税が約1100万円②仲介手数料が約188万円③所有権移転登記手数料(登録免許税込)評価証明書がないので不明ですが約110万円④測量代(必要になれば)約40万円ということになります。

親戚の方なので測量が必要になった場合にはディスカウントする予定ですが、それにつけてもいつも感じることですが、仲介手数料は我々調査士からみれば、高嶺の花で羨ましい限りです。

また、良い勉強をさせていただいた上に、日頃からお世話になっている不動産仲介業者様にはご恩返しができ、他人のふんどしで相撲を取るようで心苦しいのですが、親戚の方には大変感謝しております。

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土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/

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