遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 の日記
-
悩ましい境界立会
2017.07.02
-
先週、境界確定測量に伴う境界立会を隣接地主との間で行いました。
午前10時からスタートして30分刻みで4人の隣接地主と境界立会を行いましたが、最後の11時30分からの方との境界立会で不調になる可能性が出てきました。
境界立会の場所は施主様の実家に当たる場所ですが、施主様は実家から離れて長い期間が経過しているため、隣接地主の方が何に対して不満を持っているのか理解できないとおっしゃっていました。
隣接地主の方は境界点及びブロック塀が越境していることは認めている様子でしたが、相隣関係(施主様の土地の木々が鬱蒼と生い茂っていて、蚊に悩まされたこと等)に不満を持っている様子で立会確認書及び筆界確認書並びに越境に関する覚書に署名・捺印してくれるかどうかは今のところ五分五分の状況です。
さらに、もう1人の隣接地主は境界立会そのものを拒否していて、その前に実家の解体の際に養生をしなかったために埃がすごかったことについて話し合いを今週に持つことになっていて、その話し合い如何によって境界立会に進展するかどうか決まることになっています。
最近、年老いた親が亡くなって実家を売却するケースが増えていると思いますが、その子供たちは実家を離れて長い期間が経過しているため、事情が良くわからないというケースも多々あり、このもつれた糸をほぐすには相当の忍耐と労力を費やさなければ解決しないと実感した案件でした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/
調査士ブログランキングに参加しています。
バナーが貼れませんので、下の「調査士ブログランキング」をクリックして応援してください。
調査士ブログランキング