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筆界特定申請の本決まり

2017.08.26

前回の日記で書いた筆界特定を申請することに昨日(8/25)の打合せで正式に決定しました。

昨日の打合せには施主様と仲介業者様が同席され、筆界特定申請しないで土地を売却した場合どのような価格になるのかという施主様のリクエストに仲介業者様が周辺の売買事例を調査した上で回答することから始まりました。

以下に仲介業者様の説明を列挙します。
①周辺の土地は40坪位の整形地で坪70~75万円が相場である。
②筆界特定申請をしないで売却した場合坪35万円位でしか売却できない。
③筆界特定申請して筆界が確定すれば坪50万円位で売却できる。

私からは次のことを説明しました。
①筆界特定申請できる時期はこれから着手して出来上がったものを事前に審査されて手直しを命じられることを考えると10月初旬位になる。
②筆界特定申請してから結果が出るまで早くて約1年間かかると事前相談で言われている。
③ただし、「空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除」の適用を受けられる時期が平成30年12月末までという事情を筆界特定登記官に説明して急いでほしい旨依頼すればもう少し短縮することができるかもしれないが保証の限りではない旨も言われている。
④筆界特定の結果が出れば基本的にはその点は座標値で示され、分筆登記や地積更正登記もできるが、登記簿の筆界特定欄に「平成◯年◯月◯日筆界特定(手続番号平成◯年第◯号」と記載されるので、それなりのデメリットも考えられる。

施主様は両者の意見を聞いて筆界特定申請することを即決されました。
やはり、筆界特定申請して筆界が確定すれば坪15万円のアップが期待できる点が決め手になったと思われます。

私自身筆界が確定すれば坪15万円のアップになることに少々驚きましたが、それだけに日常行っている筆界を特定することの責任の重大性を改めて実感した次第です。

これから、東京土地家屋調査士会からメール送信されてきた「土地家屋調査士のための筆界特定申請書の作成要領」を熟読して、事前審査の段階であまり指摘事項のない筆界特定申請書を作成しなければと決意を新たにしているところです。

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土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/

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