遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 の日記
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筆界特定申請の取下げ
2017.12.02
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10月28日のブログで筆界特定申請が迷走していることを書きましたが、当方が危惧していたとおり取下げしてほしいという連絡が入りました。
それもその連絡が入った日時が11月29日の午後4時で、翌11月30日には筆界調査委員の先生や法務局の職員との現地の実地調査が実施されるというタイミングですから、非常識にもほどがあると思います。
11月29日の午前9時過ぎに売主の仲介業者の方が事務所にいらっしゃって、報酬の件について打合せをした際に、明日は実地調査が行われますよとお話ししたところ、驚いたような反応を示して、筆界特定申請は中断していたものと思っていたようでしたから、こういうこともあろうと思って纏めて置いたメモを見せました。
①10/13筆界特定申請
②10/25筆界特定申請の取下げ要請
→法務局に取下げの旨を連絡
③10/26筆界特定申請の取下げ撤回要請
→買主の希望でそのまま進めてほしい。
→法務局に取下げの撤回の旨を連絡
法務局の職員に聞かれるので、なぜこの時期に申請を取下げるのか聞いたところ、最初から買主はある一定の時期(売買契約の締結、決済)が来たら取下げるつもりだったとのことでした。
筆界調査委員の先生や法務局の職員などどれだけ多くの方々を巻き込んでおきながら、最初から一定の時期が来たら取下げるつもりだったなどと平然と言ってのけるその神経が全く理解できません。
当然、11月30日は現地の実地調査を粛々とこなして帰ってきましたが、調査士は仲介業者の方達からお仕事をいただいて生業としている弱い立場ですが、こんなにコケにされたのも開業以来初めてです。
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土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/
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