遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 の日記
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官民査定の違い
2014.10.25
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官民査定の方法は、自治体によってやり方が違っても当然かもしれませんが、最近遭遇した自治体の方法は非常に厳格で時間がかかり、その地域で仕事をしている調査士さんは気の毒に感じました。
今回の現場は、幸いにも査定済でしたが、その証明書を発行してもらうのに一苦労です。まず、担当部署に案内図と公図を持参して管理図を発行してもらい、現場で市の境界標が存在したならば、誤差が10mm以内に収まっているかどうか確認してくださいと言われたので、10mm以内に収まっていることを確認して、再度担当部署を訪問したところ、今度は別の職員が対応して、2点だけでなくワンスパン先まで市の境界標が管理図通りに入っていなくて、道路の幅員も取れていないと再度立会からやり直しとのことで、その確認を市の職員が自ら行うので、証明書の発行まで3週間位かかるとのお話でした。
当方としては、現場の前の2点の境界標がきちんと埋設されていて、その誤差が10mm以内であれば、すぐに証明書を出していただけるものと思っていましたので、ワンスパン先の境界標がなかったり、誤差が10mm以上であった場合、再度立会からやり直しとなると大変な労力と時間を費やすことになりますので、戦々恐々としていましたら、問題がなかったとのことで申請してから約3週間後に官民確定証明書が出ましたが、この話が事実だとしたら、そこまでやる必要があるのか甚だ疑問に感じました。
ちなみに、私が知っている市役所2か所では、官民査定済みであれば窓口でその場で証明書を発行してくれますが、こちらの方が普通の感覚ではないかと思った次第です。
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土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/
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