遠藤登記測量事務所 土地家屋調査士 遠藤幸保 の日記
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区分建物?普通建物?
2015.06.07
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HPをご覧になっての建物表題登記の依頼を受託しました。
今年2月にご主人がお亡くなりになり、火災保険会社から登記をしないと配偶者名義で火災保険に入れなくなると言われたのがきっかけのようでした。
色々と調べていくうちに、建物滅失登記も必要なことがわかりました。
一番困ったのが、昭和52年と昭和62年に建てた建物(居宅)が両方とも隣家の建物(居宅)と壁をぴったりとくっつけて建築しているため、区分建物として登記すべきなのか、普通建物として登記すべきなのか判断できないことでした。
そこで、全部事項証明書、建物図面・各階平面図、地積測量図等の資料を揃え、現地写真もとって管轄法務局に相談に行きました。
結論は、隣家の建物との壁を共有しているならば区分建物として、別々に壁を建築しているならば普通建物として登記してくださいというご指示でした。
なるほどその様な視点で区分か普通建物かを判断するのかと目から鱗が落ちる境地でした。
早速依頼者に尋ねてみたところ、壁は別々に作ったとのことで、普通建物で行けるとホット一安心しました。
ついでに、その後の保存登記と土地の相続登記の依頼も受け、すぐ隣で事務を執っている司法書士法人の先生に見積書を作成してもらいました。
それにしても、隣家の建物と壁をぴったりとくっつけて建築するとは想像したこともないケースだけに、少々驚きました。
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土地家屋調査士法人 山口事務所 →http://endo.han-jo.jp/
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